東京都知事選の選挙ホームページはこう作るべき!ウェブデザイナーの視点から分析

ホームページ制作

2024年、東京都知事選が盛り上がっています!
そこで東京都知事選の立候補者56名のうち、19名の公式ホームページを見てみました。

大事な選挙期間中にもかかわらず、ムムムッなホームページが多く見受けられました。

そこで、ウェブデザイナーの視点から、選挙用ホームページに必要なポイントを紹介します。

東京都知事選専用のデザインにする

公式ホームページのトップページが通常営業のままの候補者が多くいらっしゃいました。
選挙期間中は、東京都知事選専用のデザインに変更することで、有権者に対して選挙に対する真剣さと準備の良さをアピールすることが重要です。

選挙専用のデザインにすることで、有権者の注目を集めやすくなり、支持を得るための第一歩となります。

メインビジュアルは大事

候補者の第一印象を決定づける要素のひとつがメインビジュアルです。

多くの候補者が選挙ポスターを貼り付けただけのページを使用していますが、これでは有権者の心を掴むことは難しいです。プロフェッショナルなデザインとともに、候補者のビジョンや熱意を伝える画像を使用することで、より魅力的な第一印象を与えることができます。

政策をわかりやすく見せる

政策はただでさえ理解が難しいものです。
詳細まで伝わらないと割り切って、わかりやすくシンプルにまとめるべきです。

例えば、安野たかひろ氏のホームページに見られるような、政策をまとめたパワーポイントの埋め込みは非常に分かりやすく、有権者が重要な情報に簡単にアクセスできる方法です。

視覚的に訴える資料を用いることで、有権者の理解を助けることができます。

政策がパワポで確認できる。順序だてて確認できるので理解度が高まる。

個性を際立たせる

立候補者が56名もいる中で、如何に目立つかは非常に重要です。

例えば、ドクター中松氏のオリジナルGPTs「答えまーす」のようなユニークな取り組みは非常に面白く、有権者の記憶に残る方法です。
自分の個性やユニークなアイデアを活かし、他の候補者との差別化を図ることが求められます。

ChatGPTsのドクター中松氏が政策について答えてくれる。キャラクターにもマッチしてる。

有権者はお客様という目線でホームページをデザインする

多くのホームページは候補者自身の言いたいことだけを伝えるものになっていました。
有権者が求めるものとは到底思えません。

有権者はお客様であるという目線でホームページをデザインすることが重要ではないでしょうか。

有権者が求める情報を提供し、彼らのニーズや疑問に答えるコンテンツを用意することで、より親身なコミュニケーションが可能になります。

ご存知のお顔とテーマカラーのグリーンがお出迎えする。期待通りのデザインで安心できる。

まとめ

選挙は立候補者の人生だけでなく、有権者の暮らし・生活も変えるものです。
選挙時のホームページは、真剣につくるべきではないでしょうか。

選挙期間中は特に、候補者の真剣さと準備の良さを示すためにも、ここであげたポイントを考慮してホームページを作成してはいかがでしょうか。

それでは、Let’s VOTE!

PROFILE

本間智久
MAMEプロダクションという屋号で、フリーランスのウェブデザイナーとしてお仕事しています。
 
広告や販促物のグラフィックデザイナーを務めた後、求人サイト運営会社にてウェブデザイナーとして勤務。
サイトの運営、リニューアル、特集コンテンツのディレクションや作成、SEO内部施策などの業務を担当。
2012年に独立。
 
趣味は、テレビゲームと酒場巡り。