いろんな方のブログやAmazonで高い評価を受けている
「なるほどデザイン-目で見て楽しむデザインの本。」をご紹介します。
本書は、終始やさしい口調と素敵なサンプルやイラストで、
丁寧にわかりやすく、デザインのアプローチからフィニッシュまでを
惜しみなく見せてくれています。
Amazonのレビューを見れば、良書であることは一目瞭然ですので、
わたし自身が、この本を読んで感じたことを書いていこうと思います。
本書10ページ目に、「朝ごはんに関する記事をデザイン売る」という例があります。
同じ題材を扱っても、編集意図によってデザインに差が出てくることを説明している項です。
「どんな人に」伝えたいのか
「何を」伝えたいのか
「なぜ」伝えたいのか
「いつ・どこで」伝えたいのか
これらの組み合わせによって、できあがるデザインに差が生まれ、受け手の印象がガラリと変わってくることを、実例をもって説明しています。
上記のことを説明する11、12ページ目のイラスト入りの図がとてもわかりやすく、
わたしはこのページをプリントアウトして、いつでも見られるようにしています。
デザイン本に、例として掲載されているサンプルは、
残念なことにダサいんですよね、だいたい。
デザインサンプルがダサいと、そのデザイン技法を使いってみたいと思えないんですよね
本書のデザインサンプルは、どれもこれも丁寧に作られていてキレイなんです。
きれいなデザインが出来ていく様子を見ているだけでも楽しいですし、
やっぱりついつい真似したくなっちゃいます。
オフィシャルサイト(http://naruhodo-design.com/)のデザインも素敵です。
書籍のオフィシャルサイトって、あまり見ることがないんですが
ここまで丁寧に作られているものは、はじめてみました。
パララックス効果で飽きさせず、本の中身もたくさん見せてくれるので、
本書の楽しい雰囲気が、オフィシャルサイトからも伝わってくると思います。
とにかく「なるほどデザイン-目で見て楽しむデザインの本。」は良書です。
どんなデザインにすべきか、というアプローチから
どうやったら目的に沿ったデザインに仕上がるか、というテクニックまで、
デザイナーの仕事を見ることが出来ます。
たまーにamazonで、「なるほどデザイン」Kindle版が安くなっていることがあるので、
興味のある人は、チェックしてみてください。