かんたんに日本語ウェブサイトを多言語化して、インバウンド対応する方法

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日本は多くの魅力を持つ観光地として世界中から注目されています。
外国からの観光客を迎えるにあたって、日本語だけでなく多言語対応が求められています。

特に、ウェブサイトを多言語化することで、外国人観光客にとって使いやすく、情報を得やすくすることが重要です。

今回は、かんたんに日本語ウェブサイトを多言語化し、インバウンド対応を強化する方法について紹介します。

    かんたんに日本語ウェブサイトを多言語化して、インバウンド対応する方法

    多言語対応を実現するための具体的なステップを見ていきましょう。

    1. CMSのプラグインを利用する

    WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使用している場合、簡単に多言語対応が可能なプラグインがあります。例えば、以下のプラグインが有名です:

    • WPML(WordPress Multilingual Plugin): 多言語対応のための強力なプラグインで、簡単にページや投稿を翻訳できます。
    • Polylang: 無料で使える多言語プラグインで、直感的なインターフェースが特徴です。
    • Weglot: 自動翻訳機能を持ち、数クリックでウェブサイトを多言語化できます。

    プラグインを利用すると、自動で多言語化できるので、圧倒的に手間がかかりません。

    2. 専門の翻訳サービスの利用

    AIやクラウドソーシングを利用した翻訳サービスもあります。
    Spokeやポリリンガルというが有名です。

    比較的安価にウェブサイトを翻訳でき、HTMLをアップロードするだけなので、手間もほとんどかかりません。

    3. 自動翻訳ツールの利用

    Google翻訳やDeepLなどの自動翻訳ツールを活用することで、初期の翻訳作業を効率化できます。
    これらのツールは、精度の高い翻訳を提供するため、特に大量のコンテンツを一気に翻訳する際に役立ちます。
    ただし、自動翻訳だけでは不自然な表現が残る可能性があるため、最終的にはネイティブスピーカーによる確認と修正が必要です。

    また、翻訳した言語ごとにHTMLファイルを作成する必要があるので、ページ数が多いウェブサイトにはおすすめできません。

      多言語対応後のポイント

      多言語対応を実施した後は、以下のポイントに注意しましょう:

      1. 定期的な更新とメンテナンス

      翻訳されたコンテンツも定期的に更新し、最新情報を反映させることが重要です。また、ユーザーからのフィードバックを基に、翻訳の品質向上に努めましょう。

      2. ユーザーインターフェースの最適化

      多言語対応により、ユーザーインターフェースも適切に調整する必要があります。各言語での表示が崩れないよう、レイアウトやフォントサイズなどを調整しましょう。

      3. アクセス解析の活用

      Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを活用し、多言語対応後のアクセス状況を確認しましょう。どの言語がどれだけのトラフィックを生んでいるかを把握し、戦略の見直しに役立てます。

      まとめ

      日本語ウェブサイトを多言語化することで、外国人観光客に対して親切でアクセスしやすい環境を提供できます。

      プラグインや自動翻訳ツール、翻訳サービスをうまく活用し、効率的に多言語対応を進めましょう。

      定期的なメンテナンスやユーザーインターフェースの最適化も忘れずに行い、継続的な改善を目指しましょう。これにより、インバウンド対応を強化し、より多くの外国人観光客を迎え入れることができるでしょう。

      PROFILE

      本間智久
      MAMEプロダクションという屋号で、フリーランスのウェブデザイナーとしてお仕事しています。
       
      広告や販促物のグラフィックデザイナーを務めた後、求人サイト運営会社にてウェブデザイナーとして勤務。
      サイトの運営、リニューアル、特集コンテンツのディレクションや作成、SEO内部施策などの業務を担当。
      2012年に独立。
       
      趣味は、テレビゲームと酒場巡り。