ホームページ制作するにあたって、まず考えたいのはターゲットとゴールの設定です。
ターゲットはスタート地点、ゴールは目指すべき場所となり、ホームページを制作するうえでは、あらゆる面で決定する指針となります。
逆に言うと、ターゲットとゴールを設定していないと、どこに向かえばいいのかわからなくなってしまい、良いプロジェクトにはなりません。
ターゲットとは、ホームページを利用してもらいたいメインのお客さまのことです。
ホームページをどんな方が利用するのか想定して、その方向けにホームページを作っていくことになります。
ターゲットを設定することで、ホームページをどんな人向けに作るべきか依頼主と制作者の間で共通認識を持つことができ、デザインの決定をスムーズにできるというメリットがあります。
制作現場ではターゲットのことをペルソナと言うこともあり、どんな人物なのか具体的にする方が良いと言われています。
具体的なターゲットを設定するには、以下のようなことを検討していきます。
ゴールとはホームページ上でしてもらいたいアクション(行動)のことです。
「ゴール」と似ているのが「目的」です。
「目的」が課題解決のために目指す方向性を示すのに対し、「ゴール」はホームページでの実際のアクションとなります。
ターゲットとゴールを設定する理由は、いくつか挙げられます。
どんなホームページにするか決定するためには、誰が利用するのかをよく考える必要があります。
ターゲットを設定することで、「小学生向けには、元気なイメージにするため原色を多めに使おう」、「お年寄り向けには落ち着いた色使いやスペースを多くとってゆったりしたイメージにしよう」といったように、ビジュアルイメージを決定するための指針となります。
またゴールを設定することで、どのページのどこにボタンを配置すべきか、といった詳細設計を決定する指針となります。
ホームページ効果があったのか、効果がなかったのか、評価していますか?
「リニューアル後のホームページ素敵ですね」というのは、その方の感想であって客観的な評価ではありません。
ゴール設定をしっかりすることで、客観的な評価ができます。
例えば、ゴールを「販売ページからの購入」とした場合は、Googleアナリティクスで販売ページの購入ボタンのクリック数を調べれば良いのです。
クリック数の増減、クリックする人の割合、などで販売ページの効果を判断できます。
「どんな方をターゲットにするのか、何をゴールとするのか」、依頼主と制作者の間で議論を重ねることは、依頼主と制作者が同じ問題意識、同じ認識を持てるという意味でとても大切なことです。
議論を重ねることで、依頼主と制作者が1つのチームになっていくのです。
今回は”失敗しないホームページ制作「ターゲットとゴール設定」編”として、ターゲットとゴールの設定の重要性を解説しました。
ターゲットとは、ホームページを利用してもらいたいメインのお客さまのこと、
ゴールとはホームページ上でしてもらいたいアクション(行動)のことです。
どちらもどんなホームページするか決定するのに重要な要素です。
「ターゲットとゴール設定」はプロジェクト初期にすることなので、ここで依頼主と制作者がしっかり議論できていると良いチームができあがり、最終成果物もお互いにとって良いものになっていきます。
時間がかかる、考えるのが面倒、といったネガティブなイメージがあるかもしれませんが、ぜひ前向きに取り組んでみてください。